西川口23時
西川口23時。
この街にチャイナタウンのような印象を持つ人が今では多くなった。 今晩も新しい 中華料理店がオープンするのか、 夜中の11時まで工事を続けている店があった。 店の外には高級外車が停まっている。 店の中はまだ壁紙もなく、 工事用の照明がむき出しでまぶしい。店の片隅では 、仕事が一段落した人たちが見たことがない中華料理を囲んで大声で話している。 その中に日本人は一人もいない。 彼らがどこから来たのかはわからない。 ただ、ものすごい熱気が伝わってくる。
昔この街は埼玉でも有数の歓楽街として有名だった。 オートレース帰りの人たちが 勝っても負けても立ち寄る、安い飲み屋がたくさんあった。
そんな店も時代の流れで 、十数年前から少しずつ減ってしまい、シャッターが閉まったままの建物もあちこちで見かけるようになった。 最近では、静かになった街に新しい賑やかさを中国人が与えてくれている。
いまでは、中国人の店がどれだけあるのかわからない。他の街では見ることもない中華が食べられるというので、ここにやって来る人も増えた。
それだけではなく、 実に多くの国から人々が移り住み、たくさんの海外料理が西川口で食べられる。
私はこんな街に住んでいる。このブログでは 私の生活を通して変わりゆく街を皆さんにお知らせしていくつもりです。