旅と読書、ときどきアート

2019年に独立しました。誰もが手にできる「生業(なりわい)」という考え方に共感し、日々試行錯誤しています。

メモ(文字)を書くこと

昨日、ある会社の社長さんと打ち合わせをしていました。

この社長さんは徹底したデジタル派で、裏を返せば「紙はこれからどんどん不要になってくるだろう」という主張の持ち主です。

例えば、チラシやポスターといった、いままでは商売に必要と思われていたアイテムも「WEB広告」や「デジタルサイネージ」に置き換わっています。デジタルへの置き換えは別に特別なことではなく、社会で普通のことになっています。また、現在「これは紙でなければ」というもの近い将来にはさらに減っていくのは自然な流れなのかもしれません。私も、字を書くことが苦手(好きではあっても)手書きの割合は少なくなってきています。

デジタルと手書き…この二つは互いに長所・短所を併せ持っています。ただ、私にとっては「ものを考える」時には手書きのほうが多くのアドバンテージを持っています。脳の中のものが、手を通じて形になっていく感覚は、いつまでも大切にしたいものです。

最近出版された前田裕二さんの「メモの魔力」という本を読んで、手書きは決してなくなることはないだろうと感じました。

自分にとって、文字を書くことは思考に対する執着心のあらわれです。考えぬいて解決していく。そんな毎日の中ではどうしてもデジタルだけでなく、書くこともなくてはならぬものなのです。

 

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

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